犬のお世話のコツ
歯や足先のお手入れ、寄生虫予防、優しいブラッシングとASMRを紹介。子犬のトイレ、名前への反応、おすわりの練習もできます。
歯のお手入れ
いきなり磨かず、まずは口元に触られることに慣れるところから。
初めての歯磨きは、口元に触る練習から
やってみよう
- 柔らかいペット用歯ブラシと、猫・犬それぞれに使える歯磨きペーストを用意し、においを嗅がせます。
- 唇の端にそっと触れたら、ごほうびを。慣れてきたら、別の機会に唇を少し持ち上げてみます。
- 嫌がらなくなったら、数本の歯の外側を、歯ぐきとの境目に沿って優しく磨きます。範囲は少しずつ広げます。
覚えておきたいこと人用の歯磨き粉は使わず、口を無理に開けないでください。歯ぐきの痛みや出血、食べにくそうな様子があるときは、先に動物病院へ。
いつもの流れに歯磨きを加える
やってみよう
- 家の中が静かで、ペットも落ち着いているときに。ブラシとごほうびを手元に用意します。
- 毎回同じ短い言葉で始め、終わったら少しごほうびをあげると、流れを覚えやすくなります。
- 毎日優しく磨けることを目標に、少しずつ練習します。嫌がる日は、唇に触るだけでも大丈夫です。
覚えておきたいこと歯磨きは歯垢を落とすためのものです。硬くなった歯石を自分で削らないでください。
足先と爪のお手入れ
足を安心して触らせてくれるようになってから、拭いたり爪を切ったりします。
足先をちょっとチェック
やってみよう
- リラックスしているときに足の甲に軽く触れ、すぐ手を離してごほうびをあげます。
- 足を持たせてくれたら、指の間や肉球に異物、赤み、傷がないか見ます。
- 普通の汚れは柔らかい湿った布で拭き、指の間も乾かします。嫌がらない範囲で終えましょう。
覚えておきたいこと足を引きずる、傷がある、同じ足をなめ続けるときは、何度もこすらず原因を確認しましょう。
爪切りは、先をほんの少しずつ
やってみよう
- 獣医師やトリマーに血管の位置を見せてもらい、体の大きさに合うペット用爪切りを用意します。
- まずは爪切りと、足を持たれることに慣らします。猫は指をそっと押して爪を出す練習もします。
- 血管から十分離れていると確認できる先端だけ切ります。1本切れたら、ごほうびをあげて終了でも大丈夫です。
覚えておきたいこと黒い爪などで血管の位置が分からないときは、勘で切らないでください。暴れる、痛がる、出血するときは中止し、必要に応じて専門家へ。
寄生虫予防と家の掃除
薬の対象を確認し、寝床などの環境も一緒に整えましょう。
薬を使う前に、3つを確認
やってみよう
- パッケージで、猫用か犬用か、使える月齢、体重の範囲を確かめます。
- 外に出るか、獲物を捕るか、旅行するかを獣医師に伝え、必要な寄生虫対策を相談します。
- 選んだ製品の説明どおりに使います。変更や併用は、先に獣医師へ相談してください。
覚えておきたいことペルメトリンを含む犬用の薬は猫に使えません。猫が触れてしまったら、症状がなくてもすぐ動物病院に連絡してください。
ノミがいたら、寝床にも目を向ける
やってみよう
- よく使う毛布やベッドを洗濯表示に従って洗い、すき間や布張りの家具に掃除機をかけます。
- 便は早めに片づけ、終わったら手を洗います。ブラッシングのときに皮膚や毛の根元も見ておきます。
- 複数のペットがいるなら、全員の対策を相談し、それぞれに合う製品を使います。
覚えておきたいこと掃除だけで駆虫の代わりにはなりません。家庭用殺虫剤、精油、犬用の薬を自己判断で猫に塗らないでください。
優しいブラッシングとASMR
まずは気持ちよく梳かせること。ブラシの音は、そのおまけです。
なでられるのが好きな場所から
やってみよう
- 毛質に合うブラシを選び、においを嗅がせます。最初は好きな場所を数回だけ梳かします。
- 毛の流れに沿って少しずつ梳かし、毛玉を引っ張らないようにします。
- 体がこわばる、顔を背ける、しっぽを強く振る様子があれば休憩します。
覚えておきたいこと皮膚に近い固い毛玉はトリマーや獣医師に任せましょう。無理に引っ張ったり、はさみで切ったりしないでください。
静かなブラシの音を録ってみる
やってみよう
- 静かな部屋で、スマートフォンを安定した場所に置きます。ペットが届かず、コードも垂れない位置にしましょう。
- 普段から気持ちよく受け入れている軽いブラッシングを数回だけ録り、自然な音を残します。
- 離れたくなったら終了です。再生は小さな音で。動画のために長く梳かさないようにします。
覚えておきたいことここでのASMRは音の記録で、治療ではありません。ブラシや音が苦手なら、録音しなくて大丈夫です。
子犬のしつけのコツ
トイレと名前への反応から。できた瞬間に褒めて、ごほうびをあげましょう。
起きたあと・食後・遊んだあとにトイレへ
やってみよう
- このタイミングで決めたトイレに連れていきます。床のにおいを嗅ぐ、くるくる回る様子にも気づいてあげましょう。
- 静かに待ち、排泄が終わったらすぐ、その場で褒めてごほうびをあげます。
- 失敗したら叱らずに片づけ、次は早めに誘導します。排泄物に鼻を押しつけることはしないでください。
覚えておきたいこと子犬はまだ長く我慢できません。外のトイレ場所や犬との接触は、ワクチンの状況と地域のリスクについて獣医師に相談して決めましょう。
名前に反応したら、次は「おすわり」
やってみよう
- 静かな場所で名前を一度呼び、こちらを見たらすぐごほうびをあげます。数回で休憩しましょう。
- おすわりは、小さなごほうびを鼻の近くからゆっくり上、後ろへ動かします。お尻を手で押さないでください。
- お尻が床についたらごほうびを。動きに慣れたら「おすわり」の言葉を加えます。
覚えておきたいこと短い練習を何回かに分け、おやつは1日の食事量に含めます。怒鳴る、たたく、リードを強く引く方法は使いません。